異物混入対策は食品産業にとって重要な課題です。
食品製造ラインなどで使われているゴム製品は長期間の使用で必ず劣化してしまいます。
通常のゴム製品は金属探知機・X線探知機では発見できませんがMeDeuSはお使いの金属探知機やX線探知機で発見可能です。
MeDeuSの特徴
MeDeuS(メディウス)は、小野ゴム工業株式会社が製造している金属探知器に反応するゴムシートです。
ごく微量の欠け(約1mm×1mm)でも金属探知器に反応するため、食品・飲料品などの製品への混入を防ぐことが可能です。(食の安全性、品質を守ります。
色を変えることにより使用部位の判断が簡易に行えます。
規格品のウレタンゴムは特に機械的性能がよいのが特徴です。MeDeuS(メディウス)は、シート状の製品となっておりますので用途に合わせて容易に切断や接着等の加工が可能です。
食品製造機器において従来使用されていたゴムに替えて使用できます。製造工程における食の安全性への管理も徹底できます。
使用条件によってゴム材質・ゴム硬度の選定が可能です。
溶出試験において溶出物のないことが、公的試験機関で認められています。
実験動画
実際に金属探知機を使用して、通常のゴムとmedeus(メディウス)を比較した性能検証動画を用意しました。
用意したサンプルはそれぞれ1mm×1mmとごく微小のものです。
画面をクリックすると再生が始まります。
*少量ですが音が出ます。再生の際はご注意ください。
使用実績
カルビーポテト株式会社の製造ラインで使用されています。
ホッパーのこぼれ防止
製品破損防止クッション
飛散防止(切断加工後使用)
MeDeusは加工しての納品が可能です
MeDeuSは通常シート状の製品を納品しますが、お客様の仕様等に合わせて加工して納品することも可能です。
MeDeusの加工例
下記加工例以外にも、既にラインで使われているゴムの図面や実物などがあれば、同寸法などに加工して納品することが可能です。詳しくはお問合せ下さい。




よくある質問
- サンプルと物性表をください
- ご使用のX線・金属探知機のメーカー・設定値によって探知能力が異なる為、各種類のサンプルをご用意しております。お気軽にお問い合わせ下さい。
- 食品衛生法は通っていますか?
- 「食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第三のDの3ゴム製の器具又は容器包装(平成24年厚生労働省告示第595号による一部訂正)」の規格試験に通っております。
- カタログと製品サンプルを頂きたいです
- MeDeuSサンプル請求からご請求ください。サンプル以外のお問合せはお問い合わせフォームからご連絡ください。
- 実物色見本のご提供は可能ですか?
- 色のご指定を頂ければご用意致します。
- 既存品の製品ラインナップを教えてください。
- 現在製品一覧表を準備中です。お急ぎの方はお問い合わせください。
- 発泡タイプはないでしょうか?
- 発泡タイプの対応は致しかねます。
- 添加されている金属の鉄とSUSとの違いによって何が変化するのでしょうか?
- 大きな違いとしましては、鉄品はご使用条件によってシート断面に錆が生じる事があります。またX線探知機への反応にはSUS品が優れ、金属探知機への反応は鉄グレードが優れます。
- ウレタン材質はポリエステル系かポリエーテル系のどちらでしょうか?
- ポリエステル系のウレタンゴムシートとなっておりますので、ポリエーテル系に比較して耐摩耗性に優れますが加水分解を起こします。
- 金型での成型はできますか?
- はい、可能です。ただし、形状や材質によりますので、詳しくはご相談ください。
製品詳細
構成表
ゴム材質 | 反応物質 | ゴム硬度 | 色 |
---|---|---|---|
|
SUS粉 鉄粉 |
60度~90度 | 黒・赤・緑・青・グレー・黄 |
それぞれ用途に合わせた組み合わせが可能です。 |
サイズ
材質 | 厚み | 幅(最大) | 長さ(最大) |
---|---|---|---|
ウレタンゴム | 1mm/2mm/3mm | 450mm | 1000mm,1500mm(規格品) |
シリコーンゴム | 2mm/3mm | 450mm | 1000mm |
その他特注サイズもご相談ください。 |
物性表
常態特性 | 規格 | 特性値 |
---|---|---|
密度 | JIS K 6268:2006 | 2.29 |
硬さ | JIS K 6253:2006 | D36 |
引張強さ | JIS K 6251:2004 | 18.0 |
切断時伸び | 760 | |
TR10 | JIS K 6261:2006 | -16 |
老化試験 | 規格 | 特性値 |
---|---|---|
硬さ変化 | JIS K 6257:2003 | -16 |
引張強さ変化率 | +2 | |
切断時伸び変化率 | +7 | |
質量変化率 | ±0 |
対摩耗試験 | 規格 | 特性値 |
---|---|---|
摩耗質量 | JIS K 7204:1999 | 409 |
浸せき試験 | 規格 | 特性値 |
---|---|---|
硬さ変化 | JIS K 6258:2003 | ±0 |
引張強さ変化率 | +11 | |
切断時伸び変化率 | +10 | |
質量変化率 | +3 |